お久しぶりです。
こんにちは。最近頑張って投稿が出来ているECLSMの佐藤です。
お盆中ですが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。僕は仕事でタイのドックに来ており、ホテルからビーチを眺めながらこのブログを書いております。っとカッコ良く言いましたが、ゴロゴロしているだけです。(笑)
ちょうど、お盆ですので、このお話を少しして尺を稼ごうと思います👐
お盆とは、ご先祖さまの霊をまつり、お迎えして感謝の気持ちを伝える日のことらしいです。
お盆の時期は地方によって異なることもあり、一般的に8月(8月13日〜16日)に行われるところが多く、東京など関東圏の一部では7月(7月13日〜16日)に行われているそうです。(古くは旧暦7月15日前後に行なわれていました。)8月のお盆は月遅れのお盆(旧盆)。東京と地方とで盆の時期をずらすことで、家族や親戚が集まりやすく、みんなでゆっくりご先祖さまの供養ができることから、8月のお盆が一般化したと言われています(※諸説あります) 。
ネットで調べるといろいろな意見があり、どれが本当なのか分からないのですが、仏教の国であるタイから僕もご先祖様に感謝をしたいと思います。
さて、本題に入りますが、前回軽く説明しました造水器で作られたお水がどの様に船中に送られているのか説明したいと思います。
通常船内には清水圧力タンク、飲料水圧力タンクといった圧力タンクが存在しております。
船内にある清水タンクおよび飲料水圧力タンクはそれぞれ
Fresh Water Hydrophore Tank(FW Hyd TK)
Drink Water Hydrophore Tank (DW Hyd TK)
と呼ばれます。
これらの圧力タンクの役割は、系統(=配管内)の圧力を保持することです。基本的に圧力を生み出すのはポンプの役割です。例えば、火災時の消火ホースからの放水のように継続的に水を使用する場合にはHyd TKを使用しなくてもポンプのみで圧力を調整することはできます。
しかし、清水や飲料水は時間帯によって使用量が変化するため、ポンプのみで系統の圧力を保持するにはポンプが細かく発停する必要があり、短時間でポンプを発停し続けることはモーターに過大な始動電流を流し続けることになり、モーター故障などの原因となる可能性があります。
そこで、Hyd TKを系統に設置することでポンプの発停頻度が減らし、モーターの故障を防ぐことができます。
仕組みとしてHyd tankの中には圧縮空気が封入されています。水は非圧縮性流体なので自身が膨張収縮することで圧力をコントロールすることはできませんが、空気は圧縮性流体のため、膨張収縮することで系統の圧力をコントロールすることができます。
ちなみに私たちが当たり前のように利用している陸上生活での蛇口は常に浄水場からポンプで圧力を掛けることによって水が送られる仕組みとなっています。つまり、私たちが普段何気なく使っている水道の蛇口は開けるから水が出るのではなく、蛇口を閉めてポンプの圧力によって出てこようとしている水を止めている状態という事になります。停電した際に経験があるかと思いますが、この圧力を加えているポンプは電力を利用して動かしている為、停電した場合は電気の供給が止まるだけでなく水も流れなくなってしまいます。
私も何度か停電を経験しており、長いときは2日程度電気がない生活をしたことがあります。当たり前にあるものが急に無くなると、改めてその大切さに気付くことがあるかと思います。
最近は地震が頻発に発生しておりますので、防災グッズ/備蓄を確認してみてはいかがでしょうか。
最後までご覧いただきありがとうございました。
佐藤
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