お久しぶりです。
こんにちは。
ECLSMの佐藤です。
またまた、間が空いてしまいました。いつも通りと言われてしまえばいつも通りですが、、、、更新頑張ります。前回の投稿から………経ちましたが時間の流れはあっという間ですね。既に1年の1/3を消化しましたが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。少しずつ暖かくなり、春が訪れましたね。皆様はお花見に行かれましたでしょうか。私は4月の上旬、目黒川へ桜を見に行ってまいりました。ちょうど満開を迎えた頃で、とても美しい光景でした。目黒川の桜は有名ですが、混雑していることも考え、これまで足を運ぶことがありませんでしたが、今回、行ってみて良かったなと感じでおります。やはり素晴らしい賑わいで、午前中の早い時間に訪れるのが最適であることを感じました。
3月下旬には近所で桜祭りが行われていましたが、まだ桜が一部でしか咲いておらず、今年は開花が少し遅いように感じましたが、2度目の花見で目黒川にて満開の桜を見ることが出来、本当に良かったです。
皆様、お花見の由来はご存知ですか?
そもそも、お花見の期限は、奈良時代。貴族の行事だったようです。
その頃は、「桜」ではなく「梅」が中心だったとか。
それから平安時代に移り、「桜」の花見が主流になったと言われております。
時が変わり、次第に貴族の上品な花見だけではなく、下級階層にも花見は広がっていきました。そう、私達が知っている桜の下で食事をしたり、お酒を飲んだりといわゆる「お花見」ですね。
それから悠久の時を経て、お花見のスタイルは色々変わってはきつつも、春には桜を見ると
季節を感じる、そんな日本人の感性は、後世にも脈々と受け継がれているようですね。
まあ、僕は、花より団子派ですが~(笑)。しっかりとハンバーガーを食べて帰りました!!(しかも、ダブルです。美味しかったです!!)
ちなみに、桜(ソメイヨシノ)は全国の学校や神社、公園などに植えられていて、その数は数百万本といわれていますが、DNAは全て同じで1本の樹のクローンだったとか….??
いつも通り前振りが長くなってしまいましたが、本題に入っていきたいと思います。
さて、テレビ番組或いは本のどこかで、南極大陸の冒険や冬の雪山を登山する場合には水の確保が大変だという話を聞いたことがあります。周りには沢山の雪や氷があるのにも関わらず、液体の水を手に入れるのは難しいからです。同じように、船の周りには沢山の海水がありますがそこから清水を手に入れるのには苦労が必要です。
船内で水を飲む、料理をする、シャワーを浴びる、お皿を洗う、トイレを流す、衣類を洗濯する・・・毎日大量の水が必要となりますが、これらはどこから調達すると思いますか??
港に着岸した際に港から調達する方法もありますが、大部分は「造水装置(Fresh Water Generator)」と呼ばれる機械で海水から作っています。今回はその造水装置について説明したいと思います。
海水から清水を作る仕組みには大きく2つあります。蒸発法と逆浸透法です。
蒸発法
海水を蒸発させ、その蒸気を集めて冷却すれば清水を取り出せる、というシンプルな仕組みです。(いわゆる”蒸留”です)蒸留というのは「液体を加熱して気化させた後に再び冷却して液化させることで純度の高い液体を得る方法」のことです。
逆浸透法
逆浸透膜(Reverse Osmosis, 通称RO)という特殊なフィルターを使って、海水の塩分や細菌を除去する方法です。このフィルターは水を通しますが塩分や細菌は通さないという性質をもっており、海水に圧力をかけてこのフィルターに通し、真水だけを取り出します。濾過と言ってしまうと、なんだか穴が大きいのではないか、穴から他の物質も漏れて通るのでは、と思ってしまいますが、実際は穴とは言えないほど非常に小さい開口部で、水に溶けていた化学物質でさえ取り除くことができます。
内/外航船ではこの様に造水器を用いて海水から清水が造られています。多くの外航船では真空下での蒸留を用いて清水が造られています。
陸上でも同様ですが、何でも手に入る陸上とは違い自給自足をする船では、船を運行する上でも、船員が生活を送る上でも非常に大切なものです。やはり、船のライフラインを支えている機関士は凄いですね!!!
最後までご覧いただきありがとうございました。
佐藤
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